KSプロジェクト プログラミング講座『プログラミングキャンプ with ライフイズテック at ドリコム in Winter 2025 supported by 海城起業家OBグループ』を実施しました。
2025.12.22
ライフイズテック株式会社様の運営協力のもと、株式会社ドリコム様に会場をご提供いただき、「KSプロジェクト プログラミング講座『プログラミングキャンプ with ライフイズテック at ドリコム in Winter 2025 supported by 海城起業家OBグループ』」を、2025年12月16日(火)・17日(水)の2日間にわたり実施しました。生徒たちは、iPhoneアプリ、Unity®ゲーム、WEBデザインの各コースに分かれ、仲間と協働しながら集中的に制作へ取り組み、最終日には成果を共有し合うことで学びを次の一歩につなげました。



初日はオープニングの後、アクティビティとしてマシュマロチャレンジを行いました。パスタとマシュマロ、ひも、テープを用いて、いかに高い自立式タワーを立てられるかを競うこのゲームでは、短時間で班の雰囲気が和らぎ、役割分担やアイデア出しが自然に進みました。その後は開発時間に入り、午前から午後にかけて試行錯誤と相談、実装と改善を繰り返しながら、それぞれの作品づくりを前に進める一日となりました。初対面の班でマシュマロチャレンジに取り組む中で先輩の良いアイデアに助けられ、協力して成果を出せたことが印象に残ったという感想が寄せられました。

2日目の午前はオープニングからスタートし、その中でアクティビティとして人間知恵の輪を実施しました。手を離さずに複雑に絡み合った状態から、声をかけ合いながら協力して元の円形に戻すこの活動を通じて、チーム内のコミュニケーションがさらに活性化し、この後の制作に向けて一体感を高める時間となりました。

続いて行われた講演会では、株式会社ドリコム 代表取締役社長 内藤裕紀様(卒業生)にご登壇いただき、生徒からの質問に答える形式で進行しました。会社に集中するために大学を辞めた際の周囲(親など)の反応、起業によって得られる最も価値あるもの、行動力や積極性の源や核はどこにあるのかといった問いが率直に投げかけられ、技術を学ぶ場に「挑戦」や「意思決定」という視点が重なる時間となりました。講演後には、「将来の選択肢が広がった」「挑戦してみたいと思えた」「起業をより身近に感じられた」といった声が寄せられ、生徒の次の一歩を後押しする強い動機づけの機会となりました。


講演会後は開発に戻り、午後は最終調整に集中しながら完成度を高めました。
終盤には共有会・体験会を実施し、制作した成果物を発表するだけでなく、互いの作品を実際に体験することで、表現や設計の工夫、改善の視点を学び合いました。Unity®ゲームコースでは、技術の授業で3DCADに触れたことをきっかけに趣味で作り続けていた3Dデータを、今回Unityで活用し、オリジナリティのある作品づくりにつなげた生徒がいました。少しずつコードが分かるようになってきた実感と、周囲とわいわい作り上げる楽しさが重なり、プログラミングを通して、これまであまり話したことのなかった相手とも自然にコミュニケーションが取れるようになったという声も聞かれました。



本イベントの実施にあたっては、ライフイズテック株式会社様に運営面で多大なご尽力をいただき、株式会社ドリコム様には貴重な会場をご提供いただきました。また、海城起業家OBグループの皆様からは費用面でのご支援を賜り、生徒が安心して挑戦できる学びの場を実現することができました。改めて、関係各位のご厚意とご協力に深く御礼申し上げます。


ご援助いただいたOBの皆様(敬称略)
- 宮宗 孝光様 (平成5年卒)
- DIMENSION株式会社 代表取締役社長
- 内藤 裕紀様 (平成9年卒)
- 株式会社ドリコム 代表取締役社長
- 平尾 丈様 (平成13年卒)
- 株式会社じげん 代表取締役 社長執行役員CEO
- 橋田 一秀様 (平成14年卒)
- OASIS FUND 代表パートナー
- 鈴木 達哉様 (平成16年卒)
- 株式会社ギフティ 代表取締役(共同代表)
- 高橋 飛翔様 (平成16年卒)
- ナイル株式会社 代表取締役社長
- 安本 圭佑様 (平成16年卒)
- 株式会社スフィダンテ 代表取締役社長